他人と比べてしまう時にー”自分”でしかいられないという事実ー

周りの人と自分を比べて落ち込んでしまったり、

自分にもっていないものをもっている人に嫉妬したり…

誰にもよくあることです。

他人と比べることが全くなくなるということはないのですが、

できることなら必要以上に比べることは減らしたいですよね。


前回、自分と他人の境界線のお話をしました。

今回はもう少し”自分”に焦点を当ててみましょう。


自分が見たり聞いたり考えたりしたことは、必ず自分のフィルターを通して

行われています。

他人も同様です。

どうがんばっても自分以外の人にはなれず、

人は誰もが”自分”という枠を出ることができないのですね。


同じ景色を見ていても何に注目するかは 人それぞれですし、

様々な情報も知らず知らずのうちに自分の価値観と照らし合わせて収集しています。

この文章も100人が読んでくだされば、100通りの解釈があるのです。

だからこそ、自分の枠の外を知るために

想像力が人間には備わっているのかもしれないですね。


さて、この自分は自分でしかいられないということは

人と比較しそうになった時にとても役に立ちます。

比較している人の良いところ、悪いところは自分で無意識に選んで見ていたり

することが実はとても多いのです。

例えば自分がコンプレックスに思っている部分ほど目についてしまったり…。

それに自分は自分でしかいられないから、相手の人になることは不可能です。

それなら、他人の良いところは参考にすればいいですし、

悪いところは反面教師にできればいいですよね。


ぜひ自分という存在をもう一度見つめ直して、自分を大切にできたらと思います。

mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜