〜essay No.21 ”足るを知る”〜
以前、ある海外のモデルさんが言っていた言葉で興味深い言葉がありました。
”美貌を手に入れたモデルは実は誰よりも外見のことを気にしている”
私自身はモデルでもなんでもないので、美貌を失う恐怖など感じたことはないのですが。笑
ただ、やはり自分に美貌があればもっと人生がよくなるはずなのにとか
もっとお金があれば毎日楽しく過ごせるのに、などと思ってしまいますよね。
でも、それを手に入れた人達の話を聞くと、どうやらすごいものを手に入れても
幸せばかりではないのだと、先ほどのモデルさんの言葉を聞いて感じたのです。
そうすると、きっと何をどれだけ手に入れても不安になるのなら
今、自分が持っているものを大切にして感謝すればいいのではないか。
それが
「足るを知る」
ということなのだと思います。
向上心を持つことで頑張ろうと思えたり、何か目標を設定するのも必要です。
ただ、ずっと欲しがるばかりでは何だか辛い。
今、手にしているものにきちんと目を向けておくことで
満足感を感じられることもありますよね。
今、手にしているものを当たり前だと思ってしまいがちです。
失って初めて気づくのでは何だかもったいないのではないかなという気がします。
家族との時間や健康な体、働ける環境や学べる環境。
あまり意識しない日常生活にこそ、幸せを実感出来ることがたくさんあるかもしれません。
同じ状況でも満たされた幸福感を感じることもできるし、
満たされない不安を感じることもできるなら
やっぱり満たされた気持ちでいたいですよね。
何か特別なものを手にしなくても日々の中から幸せを見つけられる視点を
持てたらいいなと思います。
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