自分には価値がないと感じてしまう時にー無条件の肯定ー

なんだかミスが続いてしまったり、あまり取り柄がないと思うと、

自分には価値がないように思えてしまう時があるかもしれません。

その思いが積み重なってしまうと、やはり辛くなってしまいますよね。

そんな時には「条件付きの存在価値」や「評価による存在価値」を無意識のうちに

考えてしまっている可能性があります。

今日はそんな存在価値のお話です。


カウンセラーがカウンセリングの場面において大切にしていることの一つに

「無条件の肯定」

というものがあります。

これはクライエントの方を、評価をしたりせずにそのまま受け入れるということです。

実はクライエントの方を無条件の肯定をするには、カウンセラー自身がまずは

自分自身を無条件の肯定ができるかどうかがとても重要です。

自分にできないことを他人にはできないものですよね。


さて、この無条件の肯定は本当に難しいものですが、

カウンセリングの場面だけではなく、どんな人にもどんな場面でも大切です。

日常生活の中で、常に評価や決めつけにさらされてしまうと

どんどん条件によって存在価値を測るようになってしまいます。

そうすると人の目を気にしすぎてしまったり、

周りと同じじゃないと不安になってしまったりするのです。


自分の存在価値を無条件に肯定できると

何より自分が自分の味方でいられるようになります。

無条件だからこそ何かミスをしても人に嫌われたとしても

存在価値が否定されることはないのです。


先ほどもお話ししたように、この無条件の肯定は本当に難しいことです。

ですから、すぐにはできなくて当たり前。

それでいいんです。

できなくても、あなたの存在価値は何も変わらずにある。

もし、自分はダメだと思ってしまいやすい方は是非

この無条件の肯定ということをたまに思い出していただければと思います。


mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜