自分を知るためにー自己理解ー
何か熱中したり、集中している時などは特に自分が見えなくなる
ということがありますよね。
実は悩んでいる時も同じようなことが起きたりしています。
悩んでいるというのは悩みに集中しているような状態です。
なので、つい自分を見失ってしまう感覚になってしまうんですよね。
自分を知る、これを自己理解と言いますが
自己理解することはとても重要なことです。
自己理解を深めることで、客観的に物事を捉えたり、
感情に振り回されにくくなったりします。
今日はその自己理解に役に立つヒントをお伝えします。
自己理解というと自己分析などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
自己分析はどちらかというと客観的なデータとして自分を捉えるというものである一方で、
自己理解は自分が自分の内面をそのままの状態で観察するというものです。
あくまでも「自分が理解している自分」ということになります。
つまり周りの評価ではないのです。
さて、この自己理解をするために必要なのが
「観察する」という意識。
観察というのはあるがままの状態をただ観ることです。
そこで、ぜひお勧めしたいのが
「自分実況」です。
様々な感情が起こった時に心の中で自分で自分を実況してみるのです。
例えば、
イライラして物に八つ当たりしている時には
「なんだかイライラするな、イライラして物に八つ当たりしたぞ。」
などとただただその状況や感情を心の中で言語化します。
実況というのは観察したものを言語化したものです。
解説とは違いますよね。多くの人は実況ではなく、解説をしてしまうんです。
先ほどの例でいうと、
「イライラしている自分は情けないな。」などと評価と状態をセットにしてしまいます。
あくまでも必要なのは状況説明だけでいいのです。
そうすることで自分の状態だけを捉えることができます。
この「自分実況」やってみると意外に簡単にできますので
空き時間などに試してみてください。
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