海外のコミュニケーション術から学ぶ

前回、コミュニケーションスキルを上げるコツについてお話ししました。

今日はさらにコミュニケーションスキルに関するコツについてお話ししたいと思います。


ネット社会とともに加速するのがグローバル社会。

外国人観光客の方々もよく見かけるようになりました。

外国人との会話となると、まず思いつくのが言語の問題ですが、

実はコミュニケーションにおいて、言語と同じように重要なのが文化や習慣です。


さて、今日は欧米諸国などの外国人の方がコミュニケーションをする時に

どういう前提で会話をするかというところからヒントを得たいと思います。

海外の多くの国々では様々な言語を話す様々な民族が入り混じっています。

すると当然、文化や習慣、宗教や価値観にも大きな違いがあるわけです。

外国でのコミュニケーションは個々の人には違いがあるものという前提で

会話すると言われています。


外国人から日本人は曖昧な表現が多いと言われているのはこのためです。

また、相手が自分の思いを汲み取ってくれないとイライラしたりする

という人が多いのもこんな背景があったからなのではないでしょうか。


実はこの前提にコミュニケーションですれ違いを防ぐコツが隠されています。

私たちはつい何でもわかって当然という前提のもと、説明を省略したり

曖昧な表現にとどめてしまったりします。

これが、わかってもらえないのが普通という前提のもとコミュニケーションを

とるとどうなるでしょうか。

小さな子供を相手にした会話などをイメージしてもらうと考えやすいかと思いますが、

おそらく、とてもわかりやすい言葉で丁寧に詳細に説明しますよね。

外国人のコミュニケーションがとてもはっきりとした主張に感じるのはこのためです。


普段の生活でなんだか誤解されることが多いと感じたり、

コミュニケーションにおいてすれ違いを感じやすい時には

自分と相手は違うという前提を意識してみる、そして、外国人や小さな子供と話すように

わかりやすい言葉で省くことなく説明をするということを試してみてください。


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〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜