〜essay No.8 ”違う立場が視野を広げる”〜
ビジネスパーソンは思っている以上に立場によって
思考が凝り固まってしまいやすいように思います。
長く経験を積むことで熟練され専門性が高まっていく一方で
どうしても視点が狭い範囲に絞られてしまう。
外部からのアドバイスであっという間に変革がなされてしまうのは
めずらしいことではありません。
新しいアイディアを出したい、考え方や視点などを増やしたい、
視野を広げたいと思うのであれば
普段となるべく違う立場の経験をされることをおすすめします。
例えば管理職や指導する立場にいる方々であれば
何か習いごとをして、教えられる側の立場に立ってみる。
普段、マネジメントされる側の方は仲間内などで何か企画をし、
自分がリーダーとして幹事のようなことを引き受けてみる。
どうしても自分の立場は大変だと感じてしまうし、
反対の立場に対して批判的になってしまうものですよね。
でも、これが実際に反対の立場になって実践してみると
なかなか簡単にはできないことも多いものです。
相手の立場に立ってと言葉では言ってみても、感覚としてわかると
発見も多くあるものだと思います。
最近では男性の育児休暇の取得が話題になったりもしましたが、
これも別な立場を経験するという視点から考えると
有益なことと言えるのではないでしょうか。
実際に育児休暇を取得した男性は育児の大変さを語る時に本当に実感がこもっていたりして
働き方に対してもとても建設的なアイディアを出される方も多く見聞きします。
より多くの立場を経験すると相手の気持ちを考えることができるようになったり
多角的に物事を見ることができるようになる。
すると、自然と余裕が出てくるものです。
自分が成長できるだけでなく、相手を思いやる力がつき
周りの環境にもいい変化が出てくるかもしれないですよね。
様々な立場を経験できる場面は実は日常にたくさんあります。
ほんの少し勇気を出して、普段の自分とは違う立場を経験してみるのもおすすめです。
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