コミュニケーションスキルを上げるコツ

人の悩みのほとんどが人間関係と言われています。

そして、人間関係はコミュニケーションによって築かれていると言われています。

だからこそ、様々な場面でコミュニケーションスキルが求められるのですね。


ネット社会になってからは特にコミュニケーションに苦手意識を持つ方が

増えています。

コミュニケーションスキルと一口に言ってもたくさんの要素があるために

難しいと感じる人が多いのだと思います。

今日は普段の生活で取り入れられる心理学レッスンをお伝えします。


さあ結論から話しましょう。

今日のレッスンは「店員さんを接客するように接する」です。

店員さんとの会話で実践練習を積むということです。


なぜこれでコミュニケーションスキルがあがるのか。

コミュニケーションには言語・非言語の要素がありますが、

この両方を習得することが必要です。

ネット社会では非言語のコミュニケーション(表情や声のトーン、態度など)が

欠けているから、コミュニケーションスキルが低下してしまうわけです。

つまり、コミュニケーションスキルを上げるには実際に面と向かって話すという

状況を作る必要があります。


さらにコミュニケーションの最大のポイントであり難しいところが

”相手によって変化する”というところです。

これにはとにかくバリエーションを増やすということが有効です。

つまり、決まった相手だけでなく、より様々な相手と話をするということになります。


このような面と向かって話せる様々な相手にぴったりなのが店員さんなのです。

さらに店員さんは基本的にお客様には丁寧に接してくれますから、

コミュニケーションはとりやすい相手ですし、

お店以外の場所で関係が継続するわけではないので、

あまり失敗を恐れずに接することができます。


そして、「店員さんを接客する」というレッスンの「接客する」についてですが

「接客する」というのはまず最初は目標だと思ってください。

慣れてきたら「接客するように接する」ということを意識してみてくださいね。

では、なぜ「店員さんを接客するように接する」のか。

普段、店員さんはお客様である、私たちに様々な接遇をしてくれるので

私たちはどうしても受け身になってしまいます。

極端な話、何も話さなくても意図を汲み取ってくれるのです。

しかし、コミュニケーションは必ず双方向です。

コミュニケーションスキルをあげるには能動的に関わっていくこともとても有効です。

そのために、ぜひ受け身にならずに接してほしいのです。


もてなす側の店員さんをもてなすことができるようになったら

あなたのコミュニケションスキルは間違いなく、以前よりあがっているはずです。

ぜひ、最終的には店員さんが喜ぶくらいのコミュニケーションを目指してみてください。


では実際にはどうするか。

最初のステップとしてのおすすめは

笑顔を返す。

視線を合わせる。

この2つです。

コミュニケーションなのに、笑顔や視線は話すことではないと

違和感を感じるかもしれませんが

先ほどお伝えしたように非言語のコミュニケーションも

大事なコミュニケーションの要素です。


この2つが自然にできるようになるだけでも印象はずいぶんと変わってきますよ。

さらに次のステップへ進みたい時には

必要な会話にプラスアルファの一言をつける。

ということを実践してみてください。

レストランを出る時に「美味しかったです。」とか「また来ます。」とか

そんな一言で十分ですよ。


こんなささいなことでもそれがいつも自然になるまで練習するというのは

意外に大変です。

ですが、ささいなことだからこそ挑戦しやすいことですし、

コミュニケーション一つでなんだか心まで明るくなったりします。

ぜひお試しください。


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