〜essay No.41 ”本音を言ってしまうと楽になる”〜

”部下について指導したいけれど、あんまり厳しく言うとモチベーションを下げてしまうかも

しれないから、どうしたらいいだろう?”

このようなお悩みは多くの方が抱えやすいお悩みではないでしょうか?

実際には何だか指導するタイミングを逃してしまったり、

結局、指導したもののモチベーションが下がったように見えたり…

教育というのは難しいなと感じることも多くありますよね。


教育の場面で、特に指導する立場にあるとどうしても無意識のうちに

本音を話しづらくなってしまいがち。

本音を話すと弱みを見せてしまうような気がして威厳を失うのではないかと

考えてしまいます。

ただ、思い切って本音を話すとお互いに心を開いて分かり合えることも

意外とあるものです。


冒頭のお悩みで、自分が部下の立場であったとします。

上司に厳しく指導され、何だか落ち込んだり、イライラしたりしてしまっているところ

別な同僚からたまたま厳しく指導してきた上司がどうやって指導したら良いかについて

悩んでいるという話を聞いたとしたらどうでしょうか。

そんな時に何だか少しホッとしたり、イライラがおさまったりしたりすることも

あるのではないでしょうか。


人に愛される人はあまりプライドや立場に縛られず、

きちんと本音を伝えてくれる方が多いように思います。

やっぱり人と人。

たまには本音を伝えて心を少し開くと思っていた以上に

分かり合えたりすることもあるように思います。


”こう言ったらどう思われるだろう”

そんな風に悩んだりする時は、一言、

”こう言ったらどう思われるか不安なのですが、”

という風に本音を付け加えてから話すことで、相手も受け入れやすくなることも

あるかもしれません。