1%の楽しいと思える時間

仕事が好きですか?と聞かれて、なかなか”はい”と即答できる方は

あまり多くはないと思います。

どんなことにも大変なことや苦しいことはありますし、

楽しいことばかりではないですよね。


実際にお仕事のお悩みを聴く中で、仕事が全く楽しいと思えない

ということを良く聴きます。

そのようなな状況になると自分は病んでしまっているのではないかと

おっしゃる方も多いのですが、そんな時に

”楽しいと思える時間は”どのくらいありますか?お訊きすることがあります。

すると、

この5年間で一度くらい、とか1割くらいなどと様々な答えをしていただきます。

この数字は多いのか少ないのかもちろん正解はありませんし、

人それぞれで大丈夫。

ただ重要なのは”ゼロではない”という事実です。


世の中には様々な情報が溢れ、何だか活躍している人がどれだけすごいかというお話や

たくさんのことをこなしている上にとても輝いている人がいるというエピソードを

耳にすることも多いです。

すると、何だか四六時中輝いていたり、活躍していたり、充実していなければ

ならないような気がしてしまいます。

でも、24時間365日輝き続けて充実し続けている人はきっといません。

情報はある一部の側面を切り取っていたり、人を惹きつける文章にしたりしています。

その事実を忘れてしまいがち。


仕事や家庭などの日常でずっとキラキラ輝く楽しい時間を過ごし続けなければ

いけないわけではもちろんありません。

人の心は揺れ動くし、いい日もあれば悪い日もある。

気分だって様々です。

そんな中で1%でも楽しいと思える時間があれば大丈夫。

そんな風に思えてきます。


日常がつまらない、楽しくない、充実できていない…

そんな風に思った時に、自分がどのくらい楽しい日々を求めているのか

少し振り返ってみると、すでにある自分の幸せをまた一つ発見できるかもしれません。

mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜