〜essay No.35 ”無理しないことの難しさ”〜
頑張りたいのに頑張れない。
もっと頑張れたらいいのに。
と思って頑張れない自分に落ち込む。
そんな時にはぜひ、今日のお話を思い出して欲しいと思います。
今日は”無理しないことがいかに難しいか”についてのお話です。
突然ですが、腹八分目をできますか?
食事をしていて、お腹いっぱい食べるのと腹八分目の
どちらが得意でしょうか?
たいていの人はお腹いっぱいになるまで食べることはできるけれど
なかなか腹八分ができないと言うのではないかと思います。
実はこれと同じことが様々なことにも言えるのです。
仕事や勉強、家事などを体が辛くなるまでやる。
これはお腹いっぱい食べるのと同じです。
無理をせずにほどほどのところまでする。
これは腹八分目と同じです。
どうしても私たちは無理をしないほどほどのところというのが
難しいんです。
それはどうしてなのでしょうか。
腹八分目の八分目が一体どれくらいなのかがわかりづらいから
だと言えます。
無理をしない程度というのがどれくらいなのかがやはりわかりづらいんです。
つまり、無理をしない程で止めるには自分のことをよく理解していないといけない。
だから難しいんだと思います。
でも、大切なことは人間は無理はやはりできないということです。
やっぱり無理は無理なんです。
だから体を壊したり、心のバランスを崩してしまう。
無理しない程度を知るために、無理をしてみればいいというのは違います。
自分が思う無理の程度よりも常に少し手前で止める必要があります。
冒頭で
頑張りたいのに頑張れない。
もっと頑張れたらいいのに。
と思って頑張れない自分に落ち込む。
という時に今日のお話を思い出して欲しいと言いました。
頑張れない時は実は無理をしないでいられている時。
きっと体が無理をしない程度を教えてくれている、
無理をしない程度を知ることができるチャンスです。
ぜひ無理をしない程度を知るチャンスを逃さずに、
頑張れない自分に落ち込む時は今が無理をしない程度なのだと
記憶にとどめてみてみると、自分をいたわるいい機会になるかもしれません。
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