〜essay No.26 ”精神的なタフさとは何か”〜
連日のオリンピックで選手の姿を見て
刺激を受けたり、感動をもらったりしています。
4年に一度というタイミングはものすごく限られたチャンスに
感じるのでしょうし、選手の皆さんが様々な思いをかけて
挑む中で、心を落ちつけたり集中するのは想像を絶するものが
あるのだろうなと思います。
そんなオリンピックで活躍する選手たちの精神的なタフさは
どのようなものなのでしょうか。
近年では多くの競技や選手にメンタルトレーニングが取り入れられて
様々なアプローチで精神的なフォローがされているかとは思いますが、
主に選手の方々のインタビューで特徴的だったことがあります。
まず一つ目は
「これまでの準備にひたすら真摯に取り組み、それを信じる」
ということ。
おそらく4年間モチベーションを保ち続けるのは至難の技。
途中で迷ったりすることももちろんあるんだと思います。
それでも、確固たる謙虚がなくても、目の前のトレーニングを
積み重ねて自分自身を信じ続けて準備を重ねる。
そのこと自体がいつしか大きな自信となって本番の一瞬を
後押ししてくれるんだろうと思いました。
そして二つ目は
「自分が自分のためにやりきる」
ということ。
選手の方々は周囲の方々への感謝を述べる方がほとんどですが
実際の試合の時には自分の気持ちを大切にされている方が多いな
という印象を受けました。
つまり、”人のため”ではなく”自分のため”という姿勢が
迷いを減らし、集中力を高めているんだと思います。
”周囲の人への感謝の気持ちを土台として、その上で自分と向き合い
自分の目標を追求していく”
そういう姿勢が多く語られているように感じました。
オリンピックの選手とは違い、日常生活では世界規模の大会や
4年に一度のチャンスというものはないかもしれません。
ただ、選手の姿勢から学ぶところは人生の様々な局面で活かすことが
できるような気がします。
様々な人や様々な出来事を通して感じる事や考えた事を
見つめるとまた新たな発見があるかもしれません。
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