〜essay No.25 ”意外と何でも出来るわけじゃない”〜
子供の頃、多くの人が、かわいいかわいいと言われて育てられます。
しかし、幼稚園や小学校に入ったりするとなんとなく自分の容姿が
客観的にわかってきたりしますよね。
”あ〜かわいいかわいいというのは親の主観だったなんだな”
と物心がつく頃には思ってきて、思春期になる頃には
自分の容姿を受け入れていきます。
そんな風に持って生まれたものを受け入れて、それでなんとか
生きていこうというように外見に対しては思えるのですが、
内面についてはどうでしょうか?
よく
「こんなはずじゃない」
とか
「自分はもっとやれるはずだ」
という言葉を耳にします。
確かにモチベーションが高く、ハングリー精神をエネルギーに
変えるということもあるとは思うのですが
意外と内面に関して、
自分はなんでも出来るすごい人だと信じ込んでいる
ということは多いものです。
そんなことないよ、と思うかもしれませんが、
”どうして自分がこんな目に遭わなければならないのか”とか
”もっといい思いを味わっていいはずだ”などと
思うことはありませんか?
その背景には無意識のうちに
”自分はすごいのだからそれにふさわしい人生が用意されているはず”
という思いがある場合が多いのです。
内面も外見の容姿と同じ。
みんながみんな何でもできるすごい人ではありません。
すごい人のエピソードを聞いて
自分にも出来るはずと頑張ってみるのもいいですが、
それよりも自分にできることとできないことをしっかり把握して
できる範囲の中で最大限の努力をしてみてもいいのではないかと思います。
それが自分の人生を生きる、ということなのではないかと思うのです。
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