〜essay No.16 ”サードプレイス”〜
サードプレイス(3rd place)第3の場所という言葉があります。
都市で生活するには第1の場所である家と第2の場所である職場、
そしてその間の第3の場所が必要とされるというもの。
スターバックスの概念としても知られています。
スターバックスが提供しようとしたのがまさに第3の場所、サードプレイス。
確かに、スターバックスでは仕事や勉強をする人、
カジュアルなおしゃべりをする人、
読書をする人などを見かけますよね。
サードプレイスでは居心地の良さ、リラックスがある場所と考えられています。
さて、この3つの場所。
家と職場とその中間、としての概念だけではなく、
自分が居場所だと感じられる場所が3つ以上ある状態は
心理的にも安定しやすいとも言われています。
例えば趣味が3つある。
それでも十分に3つの居場所になりますよね。
居場所が2つの場合、主にその2つは強い相互作用を生むので
思った以上に影響しあいます。
仕事でうまくいかないことがあると家族に八つ当たりしてしまったり、
家族と喧嘩した後の仕事はあまり集中できなかったり。
きっとそんな経験、誰にもありますよね。
ここにサードプレイスが加わると、結構気分転換がしやすくなります。
また、居場所が3つ以上あると何かがうまくいかなくなった時に
バックアップの機能を果たしてくれることもあるのです。
さらに思いがけないことで役立つこともあります。
例えば趣味の仲間が仕事に役立つ情報を教えてくれたり、
時間の使い方がうまくなったりもします。
3つ以上の居場所はどんな些細なことでもいいのだと思います。
少しでも居心地がいいと思える場所があればサードプレイスになるのだと思います。
いろんなサードプレイスを見つけて、居心地のいい時間を増やせるといいですね。
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