〜essay No.3 ”ほんの少しの親切”〜

先日、ジムで洗面所が混雑していたので待っていたら

年配のご婦人がとても親切に譲ってくださいました。

私が通っているジムはあまりフレンドリーな雰囲気ではないので

なんだかそのことがとてもうれしく感じたので、

そのご婦人が帰られる時に再度お礼を伝えると、とても明るい笑顔で手を振って行かれたのです。


もちろん見ず知らずの方で、面識もなく、私よりもかなり人生の先輩という感じなのですが

あ〜こんな風に心にゆとりのある素敵な人になりたいな、

こんな風に他人に心配りのできる人でありたいなと思ったものでした。


なかなか最近は殺伐とした雰囲気がはびこっていて、

せわしく、忙しくしている人たちも多いので見ず知らずの人にストレスを感じる

シーンも多いような気もしますが、どんな人に対してもとても親切に接する人も

たくさんいるように思います。


そんな親切な方々に接したら、ささくれ立った心もふっと緩みますし、

反対に不親切にされたら、ささくれ立った心はもっとトゲトゲしくなります。

ささいなしぐさや言葉使いかもしれない、少しの親切がお互いの心に

余裕を生むことがあるということを感じたできごとでした。

「一日一善」という言葉は意外に意味の深い言葉かもしれません。