〜essay No.46 ”必要なものは何かという意識”〜

短時間でどうやって生産性を上げたら良いか。

長時間勤務が深刻な問題となっている今、よく問われることです。

この対策には様々なアプローチがあると思いますが、

重要な対策の一つに仕事の内容を吟味するということがあるのではないでしょうか。


多種多様な業務。その内容にどんな意味があるのか。

うちの会社ではこうだから、この部署ではこうしている。

そんな理由で行われている業務も多いのではないでしょうか・

その業務はどうして必要なのだろう。この業務は本当に必要なのだろうか?

もしかしたら本来行わなくていい業務を削ることができれば、

生産性はあっという間に上がるかもしれません。


この必要なものは何なのかという意識は日常生活でも役に立ちます。

なかなか家が片付けられないというお悩みは

ものを持ちすぎているということが背景に多くありますが

このお悩みには、必要なものは何かを考える機会が足りなかったかもしれません。


必要なものは何なのかを考えることの重要な意義があります。

それはきちんと行動や判断に意味を持つということです。

面倒くさいかもしれませんが、あまりにも惰性で物事を済ませてしまうと

意味のぼやけた、漠然としたことが増えてしまうことで

愚痴や不満につながりやすくなってしまうのです。

きちんと意味を持った行動を能動的にすることで、やりがいや達成感を

得ることにもつながります。


必要なものは何なのか、これは本当に必要なのか。

そんな風に問いかけてみることで解決することもあるかもしれません。