〜essay No.45 ”五感を使う、体を動かす、イメージする”〜

1日、平均して何歩くらい歩きますか?

普段、音楽を聴いたりしますか?


私たちはデスクワークをしていたり、勉強していたり

車に乗っていたりとどうしても座っている時間が長くなってしまいます。

外で過ごす時間自体もあまり多くないのではないでしょうか。

するとどうしても体を動かすこと自体が少なくなりますし、

五感をフルに使うこともあまりありません。


五感を使うことは心の安定にもつながると言われています。

実際の臨床の場でも音楽療法などの芸術療法も利用されていることからも

心を元気に保つためには五感をはじめとした様々な感覚をしっかりと

使ってあげることがやはり重要です。

感覚器官だけではなくて、歩くといった基本的な体の動きもまた

心の健康につながります。


そしてイメージすることもとても大切。

以前、お話ししましたが脳は現実のこととイメージの世界におけることの

区別がつきません。

イメージトレーニングが有効なのはまさにそのため。

つまりいいイメージをすればするほど、そのイメージが現実に起こっているかのように

脳が反応してくれるというわけです。

もちろん悪いイメージをしても同じ。

せっかくイメージするのならいいイメージを増やしたいですよね。


忙しい日常で様々なことに意識して健康管理することはとても大変です。

でも、五感を使うことや、少しでも体を動かすこと、さらにイメージすることは

比較的気軽に日常に取り入れることができます。

できそうなことから取り入れてみてはいかがでしょうか。

mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜