頑張ることを頑張らなくてもいい
仕事や勉強や子育てなど、普段の生活の中で私たちはたくさんのことを
こなして、たくさんのことに向き合っているものです。
自分自身ではそんなに頑張っているかなと疑問に思うことがあっても
他人から見ればすごく頑張っているなと思うものです。
頑張ることの度合いは人それぞれ。
ですが、頑張りすぎて疲れてしまったり、辛くなってしまうなら
頑張ることについて少し考えてみるのもいいかもしれません。
何かを頑張っている時に、頑張ることの最終的な目的は何ですか?と
聴くことがあるのですが、意外とその答えに詰まってしまうことも多いものです。
そんな時は”頑張ることが目的になっている”ということがあります。
何か達成したい目標や目的があって、そのためには頑張ることが必要だ
ということであれば、それは適切な頑張りになったりするのですが、
頑張ることそのものが目的になってしまうと、頑張っても頑張っても
その目的が終わらずに疲弊してしまうことが起きてしまいます。
例えば受験生が受験勉強を毎日8時間することを決めて勉強していたとします。
受験生は志望する学校に合格することが目的なので、合格することができれば
毎日の勉強時間が2時間でも4時間でも8時間でも日によって違ってもいいはずです。
毎日8時間勉強することを決めると、いつの間にか8時間を達成することが
目的になってしまって勉強の内容よりも時間に固執してしまうかもしれません。
4時間でも内容の濃い勉強の方が8時間だらだらする勉強よりも合格には近道の
可能性が高いような気がします。
実はこのようなこと、日常生活の中でも私たちは意外と多く経験してしまうように
思えるのです。
頑張るために頑張る。
努力することは大変なことだし、実際に努力している人を見ると
すごいなとは思いますが、
頑張っても報われないと感じた時や頑張っていて消耗する一方だと感じる時には
もしかしたら”頑張るために頑張っている”かもしれません。
ふと立ち止まって、自分が頑張っていることは一体何のために頑張っているのかを
自問自答して見ることで、少し違った頑張り方が見つかるかもしれません。
0コメント