ネガティブな気持ちを消さなくても大丈夫

ネガティブな気持ちになった時、なんだかそれを消してしまいたいと

思ってしまうこと、多いのではないかと思います。

ポジティブ思考になりたいと思ったりするというお話を耳にすることも多いです。

なんだか自分はネガティブだなと悩んでいる方も大丈夫。

今日はネガティブな気持ちについてのお話です。


ネガティブな気持ちといってもいろんな気持ちがあります。

悲しい、寂しい、怒り、不安、などなど。

カウンセリングの場面ではどんな感情、どんな気持ちも

カウンセラーはクライエントの気持ちとして尊重し、受け止めます。

そこにプラスやマイナスの評価をすることはありません。

それはどういうことかというと、

”どんな感情、気持ちもその人の内面に存在している大切なもの”

と考えるからなんです。


確かに不安や悲しみがあると辛い思いをすることもありますよね。

ただ、ネガティブな感情には大切な働きがあります。

それはネガティブな感情があるから、わかることがある、ということです。

ネガティブな感情を感じることで、それが自分にとって嫌なことだと知る。

するとそれを避けたり、対策を練ったりすることができます。

危険を感知する役割がネガティブな感情にはあるのです。

そう考えるとネガティブな感情を無理に消さなくても大丈夫。

あとはどうやって回避したり、ダメージを減らせるかを考えていけばいいんです。


落ち込んでいる自分にまた落ち込んでしまうというのはよくあること。

そんな時はこのお話を思い出してみると少しホッとすることがあるかもしれません。

mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜