心が揺れ動く一人の人として

今日はいつもと少し雰囲気を変えて、主観的なお話です。


このブログでは心理学をベースにしているので、

基本的に根拠や理論に基づいて、客観的に書くように意識しています。

ただ、日々心理学と関わり、人の心について学び続ける中で

いつも自分自身の気持ちの動きや、それまで知らなかった自分を発見します。

自分の心は置いておきながら、人の、他者の心と向き合っているはずなのに

たくさん自分のことが見えてくるから不思議です。


そんな中、自分の心もたくさん揺れ動くことを実感します。

カウンセラーとして接していたり、心理学を学んでいると

自分のことを客観視することが増える分、

他人にはあまり感情の波がないように見られることも多いのですが、

もちろん私自身の感情もたくさん揺れ動きます。

すごく嬉しかったり、とてつもなく不安になったり、やる気が出たり、寂しくなったり…

自信があったりなかったり、楽観的だったり、なんだか虚しくなったり、ぼーっとしたり。


感情をコントロールすることが苦手だとか、

なんだか感情の起伏が激しいと気にされる方も意外に多いですが、

一見、穏やかそうに見える人もたくさん感情が揺れ動いています。

感情が動かない人はいません。

どんな人も日々のいろんなことをきっかけに感情、気持ち、考えが

動いて巡っています。


女心は秋の空なんて言いますが、

私は人の心は天気とよく似ていると思っています。

一瞬として同じ天気はありません。

たくさんのデータが集められ、分析をされていますが

絶対の予測というのは不可能です。

常に移ろいで、同じ時は二度と訪れない。

どんよりとした時もあれば、すっきりと晴れ晴れして気持ち良い時もあります。

大雨を降らせて、私たちを困らせることもありますが

たまに虹や夕焼けなどの思いもしないような美しさを見せてくれることもあります。


ぼんやりと空を眺めるように、自分の心の動きを眺めて

こんな時もあるのだと思ったり、また新しい発見をしていけたらいいなと思います。

そう、自分に言い聞かせていたりもします。


mental・maintenance

〜心理カウンセラーによるストレスマネジメント術〜